吉葦有梨 よのなかのこといろいろ

よしとあし、ありとなし

いきもの

第百八十話目 ジョウビタキ

昨日は何やら見慣れぬ小鳥が二羽、 お向かいのエゴの木でじゃれている。 うぐいす色の地味な鳥だけど後ろ向いた時に 白い斑が二つ、紋付の石持(こくもち)紋のようだ。 「うぐいす色 スズメ大 翼に白い紋」と検索をかけると 「ジョウビタキ メス」と答えが出…

第百七十九話 つばめの学校

今朝は天気が悪い。 近所の四つ辻、店が集まっているエリアで、 今年の初燕もここで見た。ツバメの巣があるらしい。 今日も目の前をツバメがかすめた。 低い、お天気悪くなるのか。 また飛んでいった。 さっきのがお母さんで、今のがお父さん? また飛んだ。…

第百六十四話目 ツクツクボウシ

地蔵盆が過ぎても気温が下がるきざしもない。 「暑いですねぇ」 「いつまで続くんでしょうねぇ」 と言い合っていると 「でもね、もう蝉は鳴いてないよ」 と言う人がいた。 確かに表のケヤキ並木、 ついこの間までクマゼミがうるさく鳴いていたはずだが、 今…

第百五十八話目 オグリキャップの思い出

オグリキャップ死んじゃったなぁ。 芦毛馬は皮膚ガンを起こしやすく長生きしにくいらしいが、 オグリキャップは二十五歳になっても元気だったのになぁ。 やっぱりおじいちゃんになっていて、骨がもろかったのか複雑骨折したのだそうな。 新聞でもニュースで…

第百五十七話目 安芸の宮島

うちは父の実家が佐賀だもんで、 山陽道は何度となく通ってるのだが、 いつも広島県は通り過ぎるだけだった。 幼いころ、自動車のなかで寝ている時につんつんと起こされて、 ねぼけまなこで見せられたのは原爆ドームであったが…… 幼稚園児には意味がわかる訳…

沖縄から昨日帰ってきました。 が、今さらなんですが、 2月のハワイ旅行の写真をまとめました。 . この写真から「prev」でたどっていって下さい。 13日にワイキキ動物園、 14日にマウイ島西部にイルカウォッチングに行きました。 . ワイキキ動物園、楽しい…

百三十八話目 秋は来にけり

今年の秋は早かった。 八月の初めにやっとこさ梅雨が明けて、 まぁ、七月の半ばには蝉が鳴いていたから、 時々あけてはいたのだが。 十日に白浜へ出かけたら台風が来て豪雨になり ブルー・オーシャンが止まった。 . 奈良へ帰ったら、雨もやんでツクツクホウ…

百三十四話目 やんばるの森ツアー

誰も付き合ってくれないので、一人でツアー申し込む。 申し込んだ時点では私しか希望者がおらず、 催行できないかもって言われたけど、めでたく決行できた。 よその家族は高校生くらいの男の子連れた夫婦と 小学生三人連れの五人家族。 . 私だけ一人、アヤシ…

百二十一話目 こんなものを買った

『あをによし鹿男』以来の鹿友達に 鹿マスキングテープをプレゼントしようと また「&音」へ行ったのだが、 . なかった。 . こりゃあ、ひょっとすると 中川のご主人が採算度外視して、 自分が欲しいだけで企画した商品なのかも ということは再販はないのかも…

百九話目 秋が深まる

夜帰る。トンネルを抜けると気温が18度。 ついこないだまで、奈良でも25度を下回らなかったのに。 . 虫は鳴いていない。 どうも19度切ると鳴かないような気がする。 気温が高すぎても鳴かない。 何度くらいだろう、25度以下くらいだろうか? . 帰り着いて、…

百日目 ダーウィン展

百日目がダーウィン展というのもなかなかうまい展開だなぁ。 とりあえず、百日間、毎日カレンダーに穴を開けずに ブログの更新しようというのが、最初の目的だったので。 明日からは、歯抜けになります。 書きたいことはいっぱいあるけど それをしてると寝不…

九十七日目 あかとんぼ

九月の初め頃、庭に一匹の赤とんぼを見た。 日を浴びて、鮮やかで独特の赤、 なにやら透明感さえ感じさせる本物のの赤だと思った。 . アキアカネやらナツアカネやら どちらかはわからないのだけれど、 久しぶりに赤とんぼを見たと思った。 . 最近集団で見か…

九十三日目 チャドクガ その後

午前十時、チャドクガ大発生ツバキのそばを大急ぎで走って、 そのあと美容院で髪を染めて、帰ってきて、昼寝した。 なんだかヤバイかゆさで目を覚ましたから、 午後三時くらいか? . 潜伏期五時間? 毒蛾の身を守るのに、これ役に立つのか? 人間なので、因…

九十一日目 チャドクガ ふたたび

表の庭はほったらかし、ながらも何とかなってますが、 裏庭はえらいことになってる。 例のチャドクガが毎年発生するツバキ、 八月にまたやられていた。 大急ぎで底を通ったから、 またやってしまった。 はぁ(´ヘ`;)、放置していた私が悪いんです。

八十八日目 ガガンボ

夏の初めの話であるが、 長女が「ガガンボって方言?」と訊ねる。 「いやぁ、標準語だと思うけど」 * 広辞苑にも載っている。 「カガンボとも」とあるので、 「蚊がお乳母」=「蚊の乳母」ってことだよね。 同じく「おんば」で「穏婆」、産婆って意味もある…

八十七日目 おでかけカトリス

もう八月も終わるので、ためてあったネタを出す。 * 庭仕事してると蚊に咬まれる。 「咬まれる」のは関西人らしいね。 「刺される」ってのは新しい言葉のような気がする。 観察が細かすぎる、蜂じゃないんだから。 「喰われる」のが妥当な感じ。 数年前から…

八十三日目 セミセミセミ

セミの声で目を覚ました。 . びみ〜〜〜んびみ〜〜んみ〜〜〜〜んみ〜〜んみんみんみんみん・・・ . へっ?これはミンミンゼミではないか・・・。 . ツクツクホーシツクツクホーシホーシホーシホーシ・・・ . ツクツクホウシも向こうで鳴いてる。 * ウィキペ…

八十二日目 秋が来る

職場を出たら、街路樹の根元の植え込みから 「コロコロリー」と虫の声がする。 . ホントは「コロコロリー」とは聞こえないんだよね〜。 ワタシには「ふぃろふぃりふぃ〜〜」って聞こえる。 よく聞き慣れた*1エンマコオロギ。 こんな都会の片隅でもがんばって…

八十一日目 ミンミンゼミを聞く

なんだか涼しい。秋が来たみたいだ。 第二阪奈は矢田丘陵という低い山を横切っているが、 そこを通るとき、 「びみ〜〜〜んびみ〜〜んみ〜〜んみんみん」と ミンミンゼミを聞いた。 西日本で聞いたのは初めてだと思う。 * ミンミンゼミは暑さに弱いんだそう…

七十八日目 セミの声

子どもの時、 手塚治虫やら藤子不二雄やら赤塚不二夫やら長谷川町子やら、 そういうマンガの中では セミは「ミーンミーン」と鳴いていた。 * 大阪じゃセミはもっぱらアブラゼミで 油紙のような茶色い羽*1も暑苦しければ、 「ジージージージージー」という油…

七十三日目 沖縄でみたいきもの

一泊目、美ら海水族館での花火が 海越しに見えるということだったので、夕食後ビーチへ。 期待したのだが、十円玉をつまんで腕をいっぱいに伸ばしたときくらいの 大きさの花火が見えた。20kmは離れてるんだから当たり前か。 ちょうど最後のあたりだった…

六十七日目 職員ペンギン

アドベンチャーワールドにはペンギンがたくさんいる。 ここのを見慣れてるので何とも思っていなかったが、 「うわ、いっぱいおる!なんでこんなにおるねん」と どっかのお兄ちゃんが叫んでいるのを聞いて 確かにたくさんいると気づいた。 * 売店で売っている…

六十六日目 花火大会の一日

白浜の花火大会。昼間っから浜通りは大渋滞。 おかげでグラスボート乗り場行のバスが三十分近く遅れた、 一時間に一本しかないのによ〜。 違う路線のバスが先に来たから乗り込んじゃった、 すぐ気付いてロータリーの中で降ろしてもらったけど。 外来者はこの…

六十二日目 MEMENTO MOLI

今日も炎天下の中、車で出勤だ。 用水沿いの脇道から県道へ出ようとすると 照りつける日差しの中、黒く反射するものがあった。 . 黒いプラスティックの何かがつぶれている。 中にあった赤いものがちょっと見えてる。 . 見ると、裏返ったカメが車にひかれて死…

四十三日目 ミニ屋上緑化

三者懇談のために中学校へ。 そこだけが平屋の昇降口、この屋上部分、 屋上緑化なのか、単なる偶然なのか、草が生えていた。 隅っこに引いた砂利が見えているので、 意図的なものかもしれない。牧草の枯れ葉も見えるし。 * 全体をスギゴケのたぐいが厚く覆っ…

三十七日目 白鳥処女伝説

歌舞伎見てきたのだ。 体調イマイチで、結構寝た。 『黒手組助六』のパロディはそんなおもしろくなかったな。 阪神出せば大阪人は喜ぶってものでもない・・・。 * 前から四列目だけど、右端から三番目、 付けうちの人が目の前にいる。 永六輔を渋く男前にし…

三十六日目 ハシブトガラス

今日は燃えるゴミの日。なんだか今朝はカラスが多い。 * 長女を送って帰ってきたら、え・え・え? なんですか?これ? 何十羽かのハシブトガラスが20cmくらいの間隔で 公園の手すり、そのあたりの屋根に並んでいるではないか。 * これ以上の数のツバメが電線…

三十四日目 虫すだく

さすがに二日もスコールが続くと夜温も下がる。 久しぶりに涼しい夜。 帰ってきたら、庭の向こう側で早くも虫がすだいて*1いる。 * 虫の声の聞きなしも難しいが、 リーリーリーとジージージーの混ざったよな音である。 今頃から鳴いてるのも早い。 * 鳴く虫…

二十五日目 チャドクガ

六月一日にもやったんだから、気づいても良さそうなもんだが、 もう一本の木にうじゃうじゃ毛虫がいたんだからそっちだと思ったんだ。 それはオレンジ色じゃないから予防対策を取らずに退治して後悔したけど、 本当にただの毛虫の集団だったらしい。 六月に…

十二日目 かわず鳴く

昨日の夜のことだが、いつもと違う道で帰った。 この道は田んぼの真ん中を通る。 田んぼに水が入ったら、そこはいつも蛙の天下だ。 いつもの道なら、田んぼは一枚なので、声は一種類だ。 が、この道では、低い声、高い声、 中間くらいの声となんだか合唱みた…