吉葦有梨 よのなかのこといろいろ

よしとあし、ありとなし

八十八日目 ガガンボ

夏の初めの話であるが、
長女が「ガガンボって方言?」と訊ねる。
「いやぁ、標準語だと思うけど」
       *
広辞苑にも載っている。
「カガンボとも」とあるので、
「蚊がお乳母」=「蚊の乳母」ってことだよね。
同じく「おんば」で「穏婆」、産婆って意味もあるし、
「うば」は「姥」、老女、祖母ってのも否定しきれない。
でも、Yahoo!きっず図鑑にある
「蚊の母」で「ガガンボ」はないやろ。
なんで突然音読みになるのか納得のいく説明が欲しい。
.
う〜ん、「蚊のおばあちゃん」かもしれない。
広辞苑にもYahoo!きっず図鑑にもウィキペディアにも
「すぐ脚がもげるほど弱い昆虫」とあった。
育ちきってでかいが、脚は弱るし、鈍くさいし、すぐ死ぬし。
あぁ、ネガティブなイメージ・・・・orz。
       *
「なんで、方言やと思ったん?」
「奈良の子は知ってるねんけど、大阪や神戸の子は誰も知らへん」
       *
う〜む、大阪や神戸ではガガンボもういないんだ。
夏になるとおっきなの壁に留まってた。
マンション生活になると見なくなったかもしれない。
       *
私なんか幼少時、土間だった玄関でカマドウマを見た・・・ような気がする。
建て替えてるので、四才前の記憶になるが、後で作ってる可能性もちょっと。
私の世代*1の大阪の子どもはみな
「便所コオロギ」の名でカマドウマを知っていた・・・はず。
.
      ***
明日は「夏水仙」。写真撮らなきゃ。

*1:アラフィフ(‥ゞ