吉葦有梨 よのなかのこといろいろ

よしとあし、ありとなし

第百八十話目 ジョウビタキ

昨日は何やら見慣れぬ小鳥が二羽、
お向かいのエゴの木でじゃれている。
うぐいす色の地味な鳥だけど後ろ向いた時に
白い斑が二つ、紋付の石持(こくもち)紋のようだ。


「うぐいす色 スズメ大 翼に白い紋」と検索をかけると
ジョウビタキ メス」と答えが出てきた。


オスはもっと派手な色合いだそうなので、
私の見た二羽はどちらもメス、つがいじゃなかったんだ。
普通日本では繁殖しない冬鳥という。


ナワバリ意識も強いらしいが、
メジロと同じように楽しそうに枝々を
ぴょんぴょん飛んで回っていた。
あんな小さいのに、海を渡ってきたんだものね、
仲良しさんいてもいいよね。