吉葦有梨 よのなかのこといろいろ

よしとあし、ありとなし

ことのは

第百七十三話 ムーンリバー

ホテルの星観測ツアーに申し込んだ。 「本日も明日もキャンセル待ちになります」と言われ諦めていたが、 昼過ぎ、空きが出たとのこと。 7時からの夕飯も早めにしてもらって、ウキウキと星観測に備える。 が、食べているうちに雲がわいて出てそれまで雲一つな…

第百七十二話目 まんさくの花

今朝、天皇皇后両陛下が福島の避難所を訪問された というニュースを見ていた。 被災地の4,5歳の少女は感想を聞かれ 「あのね、とてもきれいなひとだった」 それでどうしたの? 「バイバイっててをふってくれたの」 それでどうおもったの?「とてもうれしか…

第百七十話目 椿、海を渡る

この間発売になった『家庭画報』2011年2月号の カメリア(西洋椿)の特集にうちの父が提供した椿が2ページと 父の文章10行くらい載った。 うちの父は今を去ること40年くらい前に「椿」に取りつかれ、 江戸時代に流行した多彩な花、欧米へ渡って改良さ…

第百六十五話目 夏と秋のせめぎあい

秋分の日早朝、とんでもない雷鳴に起こされる。 ごく近くに雷が落ちている。 それも間断なく落ちている。 今外に出れば空を支える大回廊の柱のように 数え切れないほどの稲妻が立ち並んでいるに違いない。 くわばらくわばら、これこそくわばらと唱えねば…。 …

第百五十九話目 たなばたつめ

コニカミノルタがプラネタリウムを持ってるので 毎年、「織姫・彦星のイメージの有名人は?」って アンケートを採ってるらしいのだが、 今年の結果は仲間由紀恵&妻夫木聡だったんだって。 まぁ、「首都圏在住の20歳以上の男女516名」が どういう母集団なの…

第百五十八話目 オグリキャップの思い出

オグリキャップ死んじゃったなぁ。 芦毛馬は皮膚ガンを起こしやすく長生きしにくいらしいが、 オグリキャップは二十五歳になっても元気だったのになぁ。 やっぱりおじいちゃんになっていて、骨がもろかったのか複雑骨折したのだそうな。 新聞でもニュースで…

第百五十六話目 House of the Rising Sun

もうすぐ梅雨入り、この時期はいつも体調がよくない。 雨にも湿気にも蒸し蒸しにも負けない音楽はないかな〜と考えてみました。 The Brothers Fourの本屋で安く買ったベスト盤、これにしてみた。 アコースティックの音に西海岸の乾いた空気感がある。これで…

第百五十五話目 あざみ

とげとげのすごいアザミ、アメリカのかな? 『くまのプーさん』でロバのイーヨーが主食としてる すごいトゲのアザミがある。 日本のノアザミより花が青っぽくて、 葉っぱの色も明るくて青っぽくて。 それが、喫茶店の前の植え込みで花を咲かせていた。 . 抱…

百四十五話目 かえりみすれば

ここんとこ明け方に長女を駅まで送っていく。 ユニクロも家族の協力を前提にしてシフト組まないでくれ。 その店で働いてる人間で長女が一番遠いのだ。 朝一の早出だと始発のバスに乗っても間に合わないんだ。 たかがバイト店員をそんなにこき使わなくても・…

百四十三話目 名古屋より帰る

10月18日名古屋の顔見世から帰ってきた。 近鉄のアーバンライナー。 3時半に昼の部が終わって、 名古屋4時発のに飛び乗った。 . . 尾張名古屋から三つの川を越えて、 伊勢の国へ。四日市を過ぎて、津市へ。 . JR津駅の駅名表示なんとか写真撮りたいなぁ…

百四十話目 秋は夕暮れ

. 夕暮れとは関係ないけどこんなのもある。 製薬会社のCMなのだが、ちょっと泣いた。 . 今はインディーズのミュージシャン、 矢野絢子(やのじゅんこ)さんのもの。 . 公式ホームページ 歌詞と試聴 最新アルバム試聴 Amazonへのリンク:矢野絢子

百三十九話目 夏の終わりにハワイアン

前項に書こうと思って忘れていた。 夏が終わりかけにハワイアン聞くと 涼しさと夏が終わるんだなって切なさも 感じられていい。真夏だったら、暑くって蒸し蒸しして 腹が立ってくると思うんだよね。 夏が終わりかけだとちょっと気候も乾いてくるし、 夕方に…

百三十一話目 鹿男あをによし

高校野球選手権の奈良大会は、ベスト4が、 天理以外三校すべて公立の進学校だった。 . 準決勝で天理に負けた奈良市立一条高校は 春季大会で優勝したんだそうである。 天理は二回戦で智弁も二試合目で負けちゃってるが。 近畿大会に初出場と意気込むところへ…

百三十話目 そのこはたち

その子二十櫛に流るる黒髪のおごりの春の美しきかな 与謝野晶子 . うちの母が私が十八歳の頃、私の髪を見てそうため息をついた。 当時私は肩までのおかっぱにしていた。硬く太い髪だった。 その頃の母は今の私よりずっと若いが、 髪の毛の減り方に老いを感じ…

百二十四話 フウとスズカケノキと

2009-03-17付けの「百二十話目 卒業式」で >丸い実をいっぱい付けたフウの木の写真も >春の空を背景にして撮りたかったな。 と書いておりましたが、 木肌を思い出すとあれはスズカケノキ。 このサイトで「フウ」「スズカケノキ」を 検索してもらうと樹肌が…

百十九話目 下手な歌は腰折れ、下手な俳句は?

杖つきと目病み犬ゆく霜夜かな(一月二十三日) 廿日月一つ目光る黒き猫(二月一日) 雲の影落つるところや山眠る(二月二日) 嵐ゆき白木蓮の咲くところ(三月十四日) 土降るや大和国原夢の底(三月十七日) . とりあえず 「ゆく」ってのと「ところ」っての使い過ぎ。

百十三日目 舞鶴 ホームズ&ドイル博

11月1日、シャーロック・ホームズ&コナン・ドイル博(http://holmes-doyle.com/)へ岐阜支部のお誘いで出かけることに。同じ近畿地方とはいえ、奈良からは遠いのである。誘っていただいてホントによかった、一人では途中の綾部の30分普通電車待ちでくじけてい…

百一話目 神戸

神戸行ってきた。 北野町異人館街の英国館である。 公式ホームページがないんだよね こちらのページで部分的なビジュアルは見て下さい。 要するにシャーロック・ホームズの会。 「ホームズ検定」なんてものがあって、 この手のものは私はまぁ、ビリではない…

八十日目 『恋飛脚大和往来』

昨日に引き続いて、『歌舞伎役者 片岡仁左衛門』を見に行く。 こっちは孝夫さん主役の『沼津』と『梅川忠兵衛』があって、 全然眠くならない・・・、とても現金なワタシ。 * 仁左衛門一家のインタビュー中も 上方歌舞伎の将来を憂う孝夫さんの顔アップが続く…

七十九日目 久しぶりの雨

八月初めに降ったりやんだりのスコールはあったと思う。 お盆は低気圧がなんて言ってたけれど、 それは日本海側だけで、太平洋側は厳しい暑さ。 今週初めは風が吹いて雨が降るとの話だが、結局風だけ。 * 朝から空が暗くてしとしとってのは六月以来じゃない…

七十三日目 沖縄でみたいきもの

一泊目、美ら海水族館での花火が 海越しに見えるということだったので、夕食後ビーチへ。 期待したのだが、十円玉をつまんで腕をいっぱいに伸ばしたときくらいの 大きさの花火が見えた。20kmは離れてるんだから当たり前か。 ちょうど最後のあたりだった…

七十二日目 沖縄の夜空 その2

北斗七星は綺麗に見えている、 ひしゃくの付け根の三等星メグレズもちゃんと見える。 柄の真ん中の星ミザールにくっついてるアルコルは見えない。 アルコルは四等星だから、今夜の空は三等星までのようだ。 * アルコルは寿命星という別名があって、 この星が…

七十一日目 沖縄の夜空

終戦記念日には満月にもう一歩の月と木星が綺麗だった。 その右側にはさそり座のアンタレスとそのおつきの二つの星。 * さそり座の高さが沖縄と違う。 沖縄のさそり座は高いとこにあって立派だったなぁ。 Yahoo!きっず星空 緯度で10度近く差があるから。 …

六十四日目 からたちの花

2015年7月24日追記:この記事を著作権侵害でチクった人がいて 半年ほど非公開にされていましたが、 北原白秋の著作権はとっくの昔に切れています。 曲の著作権が残っていても歌詞を載せることにはなんの問題もありません。 そして、八月七日のコンサートとい…

六十日目 奇跡の復活 そして・・・

2008-06-09 四日目 廃物利用で書いて、 その後もこことここで話題に挙げてる廃物利用の鉢の枯れ木、 これ、葉っぱが出てきたのである! 下の方30cmほどからであるが、葉っぱが出てきた! 斑入りのゴムの木のようであった。 やったぁ、奇跡だ〜!復活だ! * …

五十一日目 本水

文楽行った。楽しかった。 第二部と第三部固めて見て、 午後二時半から八時過ぎだけど、 途中で一時間ウロウロ脚のばして ゆっくり座ってコーヒー飲めたから、いつもより楽。 * 国立文楽劇場はロビーでしか飲食させないのに ロビーに人数分の椅子がないのだ…

四十日目 木立ベゴニア「佐用姫」

木立ベゴニアのピンクのが好きである。 * シェルピンクの「エレガンテッシマ」をここに引っ越した頃に買った。 窓辺に置いていて、からからにしてしまった。 それでもたくましく耐えていたので、 風呂場の出窓に置いたら、お元気である。 何度か鉢増ししてい…

三十九日目 夏が来た

長女を送っていって、信号待ち。 月曜日は燃やせるゴミの日。 バス道はゴミ集積場がなく、 各戸銘々網をかぶせてゴミ出しをしている。 * くっさぁ〜(。ヘ°)(。ヘ°)(。ヘ°)(。ヘ°)。 週末の間に生ゴミがしっかり発酵している。 ものが腐ると夏が来た…

三十八日目 『ミドリノオバサン』

これ。 2005年発行の本、ジュンク堂梅田本店でみつけた。 * 伊藤比呂美さんは平成はじめに子どもを生んだワタシにとっては バイブルとも言える子育て本『良いおっぱい悪いおっぱい』の著者。 あの文章で自分の育てる観葉植物について語られるので、 楽し…

三十七日目 白鳥処女伝説

歌舞伎見てきたのだ。 体調イマイチで、結構寝た。 『黒手組助六』のパロディはそんなおもしろくなかったな。 阪神出せば大阪人は喜ぶってものでもない・・・。 * 前から四列目だけど、右端から三番目、 付けうちの人が目の前にいる。 永六輔を渋く男前にし…