吉葦有梨 よのなかのこといろいろ

よしとあし、ありとなし

第百七十一話目 注連飾り

ここ数年で鼻先に注連飾りをつけている車が減ってしまった。
毎年どんどん恥ずかしいような気が大きくなって、
今年は、注連飾り小というのをやめて、
輪型の交通安全用に換えたのを機会として、
鼻先につけるのはやめて、室内につけてみた。


そう思ってみると近所の注連飾りも減っている。
あってもリース風ってところも多い。


大阪の下町に住んでいた頃は
正月になると農村地帯から注連飾りを売りに来ていた。
小学生の子どもたちもお手伝いして大活躍。
農閑期に自分たちのうちの分作った後、内職分を作るんだろうなぁ。
あの子供たちは今どうしてるのかな。
農業を大切にしない国はいけないよね。