第百六十一話目 ホテイアオイ
ネットのお友達りうりうさんのブログを読んでいて思い出した。
もう十年近く前になるが、隔週でバイトに行くのに、
大阪の外環状線をひたすらに南下するわけなんだが、
その途中両側をため池に囲まれる場所がある。
普段はなんとも思わず通り過ぎるのだが、
夏にはホテイアオイの花が咲く。
涼しげな青と緑がモザイクを描く。
青が薄青紫、色から感じる温度で一番低いんじゃないかって色だし、
緑も葉の部分、布袋の部分とつやがあって質感が違って、
すばらしい取り合わせ。
そんなホテイアオイが池全体を覆ってそれはそれは夢のような、
この季節だとこれぞ極楽みたいな風景を繰り広げる。
でも、このホテイアオイは外来植物、
元々の植生を脅かし、冬には一斉に枯れて環境に悪影響をもたらす。
それでいて旺盛な繁殖力…。
この写真の水面を覆ってるのがホテイアオイかなぁ。
古墳の壕の一部のはもっと緑が浅くて、
やはり外来種のウォーターレタスかなぁ。
ウォーターレタスは淀川でもかなり繁殖しているって
話で、去年はいっぱい見ました。
「水都大阪」をアピールしたいなら、
ウォーターレタスはしっかり刈り取って、
湾処の自然を守ってぇ。