吉葦有梨 よのなかのこといろいろ

よしとあし、ありとなし

百三十七話目 沖縄の海と空

八月十六日この日は風が穏やかだった。
昨日こんなのだったら、カタマランヨットって
双胴のちっちゃいヨット講習会に申し込んだのに。
英国海軍ものやアーサー・ランサム読んでると
最低限の帆船の操作くらいは知っときたい。
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朝食後、浜辺に行ったら、海の向こうに虹が出ていた。

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荷物をまとめて呼んでいたタクシーに乗る。
おや、運転手さんが女の人だ。
この人はお話が面白くて、尽きない。
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首里城観光をするはずだったが、
彼女のお薦めの古宇利島へ寄ることになる。

もっとすごい色の海の写真もあるんだけど
家族の顔が写ってるのでボツです。
結局、パイナップル畑からの海とかいろいろ回って、
首里城はまたにしようということに。
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カリフォルニアから来た人が
「こんなに雲が動いて空の表情が豊かな空は見たことがない」
と言ってくれて、沖縄の空に誇りを持つようになったそうだ。
「でも、ここ二・三日はそろそろ空の色が薄くなって
『秋が来てるね〜』と言ってたんですよ」。
確かに八月十四日百三十三話目 沖縄来てます
八月十五日百三十五話 海辺にて
ここのページと空の色を比べると
だんだん秋になっているかもしれない。
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比嘉さんという名の方でした。
今度沖縄行く時も絶対お願いしようと思った。