吉葦有梨 よのなかのこといろいろ

よしとあし、ありとなし

六十五日目 照葉樹林帯

白浜駅を降りるといつも陽射しが南紀だ。
緑濃い山に日光が照り映え、影が濃い。
稲田にはすでに穂があがっている。
並木のデイゴとハイビスカスが赤い花をつける。
垣根のサンゴジュの実も赤い。
外来植物だけれど、タカサゴユリが揺れると
涼風が吹くようだから救われる。
一日白浜アドベンチャーワールドにいた。
地元の人によれば、今日の夕陽はえらくオレンジ色なのだそうだが、
写真のように赤さを増して暮れていった。