吉葦有梨 よのなかのこといろいろ

よしとあし、ありとなし

六十三日目 JR大和路線

今日は旧暦の七夕および立秋
ネタも用意していたのだが、
空も曇ってるし、新鮮なネタで行きます。
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大阪に用事があり、次女とともに出る。
6時半からは「なら100年会館」のコンサートへ。
       *
「奈良100年会館」はJR奈良駅西の再開発*1地域に立つ
磯崎新設計の斬新なホールである。
音とデザインはいいが使いにくさはあるみたい、
そういえば、中ホールで、
日本シャーロック・ホームズ・クラブ全国大会したとき、
スタッフ用出入り口がわからず、
配付資料持ってみんなでこの大きなホールの四分の三をへめぐったっけ。
       *
お客さんとして行く分には別に困らないのであるが、
そもそもJR奈良駅が奈良の町外れにあるんだ
近鉄沿線の我々には遠いんだぜ〜〜。
今でこそ駅前にそれなりの店もあるけれども。
かつて「大和路快速」なるものの売り物が、
大阪駅から奈良に着くまでの時間が近鉄より1分早い」
といったものだったが、
あんな町外れに一分早く連れて行かれても、
町中に着くまで15分はかかる。あれは詐欺だったと思う。
おまけに今ウィキペディアで調べると、
乗客昇降時間を充分取ってなかったから、
慢性的に遅延状態だったそうで、JR西日本、大嘘つきだ〜〜!
       *
とか言いつつこの線はそう嫌いでない。景色が楽しいので。
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近鉄奈良線は石切までの生駒の山登りから風景が見物だけれども、
JR大和路線は景色の変化がいいんだ。
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大阪の下町から河内平野へ、そして、大和川沿いへ、
大阪府奈良県の境は亀の背と呼ばれる難所、
ちょっとした渓谷をトンネルと鉄橋でたどっていく。
古歌に歌われる「竜田川」はこのあたりだったという説もあるそうだ。
石灰石を掘り起こしたあとの不自然に平らな山や
鉄橋の廃墟が見られるのも気に入ってるところ。
そこを抜けると大和盆地へ。
渓谷から視界が開けるので大和盆地は結構広いな〜と感じる。
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四方にやさしい稜線の山があり、
ふもとまで田んぼで埋まっている*2
日本の原風景だと思う。
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今日の午後6時頃は北の方に入道雲がもくもくと大きくなって、
それが夕日を反射してとても神々しい。
豊かな気分をふくらませて、コンサートに入った。

*1:といっても何かあったのだろうか?田んぼだった気がする

*2:建物はワイプして消して鑑賞しましょう