吉葦有梨 よのなかのこといろいろ

よしとあし、ありとなし

十六日目 夏至

昨日、午後七時前に休憩室にあがったら、まだ空が全然明るかった。
今朝、午前四時過ぎに外を見たら、もう明かりなしでも歩けそう。

 そうだ、21日は夏至だった。

夏の夜はまだ宵ながらあけぬるを雲のいづこに月やどるらむ
 百人一首清原深養父(清少納言のひいじいさん)の歌。
夏の満月はすごく低いところを進んでさっさと沈んでしまうから。
 前にも紹介したけれど、Yahoo!きっず星空のシミュレーション(ダウンロード必要)の
アニメで月の動きを見るといい。19日が満月だ。
ついでなら、正午の南天で太陽の高さと比べてみるとなおおもしろい。
 19日の満月は蠍座にいるんだけど、
蠍座ってイギリスじゃ、半分くらいしか上らないんだ。
あの絶妙なS字カーブが見られないなんて、ホントに同情する。
一時言われて今じゃ聞かない十三星座、
蠍座のあとにへびつかい座が入る。
星図で見れば確かに黄道へびつかい座をかするんだけどさ、
やっぱり、蠍座のすばらしさを見たことない人でないと
へびつかい座を入れようって発想は出ないんじゃないの。
(↑四重否定の文章は一度に入力するとATOKに叱られるだろう)
 今月の星空についてはこちらの解説でどうぞ。