百四十一話目 有朋自遠方来、不亦楽乎

ともえんぽうよりきたるあり、またたのしからずや

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パソコン通信時代からの友人が
奈良に泊まるということになって、
その日なら夕食ご一緒できますよ〜
ってなわけで、奈良でお食事ということになった。
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うちの実家の家訓は
「奈良で食事をするな、したら文句は言うな」
ってもんだったので、奈良で食事というと困った。
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で探したのが、「利光」ってとこ。
ちょっとわかりにくい町外れにありますが、
リーゾナブルでおいしかったです。
カウンター式なので気取らない親方との会話も楽しかったし、
居合わせた東京から来られていた女性ともお話しできた。
東京の阿修羅展を見て、こちらの「お堂で見る阿修羅」にも来られたそうな。
友人とその方によると、
こちらの展示は「祈りの対象」に戻った印象だったって。
う〜ん、私なんか九州で双眼鏡まで出してねめ回しちゃったもんね。
　他のブログで阿修羅について書き散らしたことども
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で、この奈良在住の私は「お堂で阿修羅を見る」のか？
文楽見なきゃなぁ、嶋大夫さんの『葛の葉』ははずせないでしょ。
そろそろ12月始めのイベントの準備もあるしなぁ、
11月5日がんばっていくかぁ、『心中天網島』はやめて。
近松原作ものはちょっとしんどい。
今は恋愛もの入らない精神状態だし・・・。
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お友だちとは話が弾んで、
親方に「どういうご関係なんですか？」と不思議がられる。
「小学校の同級生とか？」
はっはっはっ！なるほど。
「妙に遠慮はあるんだけど、どっかめちゃくちゃ近い」
流石にお客さんとよく話をされてるだけのことはある、鋭い。
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実は初対面、でもこの十数年深い打ち明け話やら、
政治的心情にかんする話までしてきたよね。
パソコン通信以来のお友だちです。
尊敬してる畏友です。
もちろん、初めてあってイメージ違うってことはなく、
「文は人なり」の素敵な方です。
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社会的スキルの経験値がアタシあんまりないもので、
おみやげをいただいた上におごってもらってしまって、
ああ、申し訳ない。この恩は広島で返さなくては・・・。
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え〜と京都河原町の「おにかい」と
オススメの日本酒「賀茂泉」＿〆(。。)メモメモ…。